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· レポ,飛び出し,滋賀県

飛び出し坊やに会いに行った話【特集レポ第三弾】

急ですが、嫁さんが飛び出し坊やの大ファンでしてね。

飛び出し坊やしってますか?? 街でよくみかける、飛び出し注意の看板人形です。

偽物も多く出回っていて、どれが本物なの?と思ってしまいますが、

今回は飛び出し坊や(オリジン)に会いに行ってきました。

まあ話の経緯はですね、滋賀県に遊びに行った際に、工場に行きたいと言い出しまして、

電話してみると「良いですよ」との事なので遊びに行ってみました。

ただ5人くらいいたのですが、「5人はちょっと・・・(苦笑)」とのことなので、

友達家族を車に残して、嫁さんと二人で工場に行ってきました。

はいっと!

やってきました。

ここが噂の飛び出し坊やの実家、久田工芸です。

実にわかりやすいですね。

看板娘ごとく、看板坊やです。

この子がオリジナル飛び出し坊やくんです。

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どうやら看板屋さんのようですね。

ご挨拶して中に・・・

こんにちは!

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入ると、中に優しそうな奥さんが愛想よく出迎えてくれました。

そうです。ここ久田工芸はご夫婦でされているんですね。

飛び出し坊やの大ファンである事を伝える嫁。

坊やはどこにいるのか尋ねます。

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「坊やかい? ほらあそこだよ」と

奥さんの視線の先には、、、

平積みにされている坊や(たち)の姿が。。。

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あれ、立体に見えるぞ。。

しかし立体にみえるわけじゃなく、これは平積みされているのです。

初対面の坊やはなんと平積みされていました。

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こうやって乾かしているのね。

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よく見るとサインが書いてあるんですよ。

これは旦那様のサインだそう。

本物にはしっかりとサインが入っています。

ちなみにこれはディスプレイ用の坊やです笑

家庭用ですね。

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なるほどねえ。

と周囲を見渡すと割と坊やがいる事が判明。

なかなかシュールな光景が広がっています。

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ほら、ここにも。出荷前かな??

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ここにも。

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ん!! 

白塗りにされた坊やの姿が。。。

鈴木その子先生も真っ白でしたがこれは。。。

しかし個性のある美しい曲線のボディ。

少年の飛び出したくなる気持ちがよく表現されています。

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う〜ん。これは笑 

禿げ笑

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奥さんの手にもっているものは、、、

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別室には。。。

これはなんだか、いけないものを見てしまった。。

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一通り堪能すると、奥さんが

「お土産あるけど見る??」と

奥から何かを出してくれました。

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ステッカーだ笑

色とりどりのステッカー、一枚300円也

500円のやつもある。

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玄関にあったこいつでした。

ちょっと欲しくなるデザインですね。

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悩む嫁さん。

僕はゴールドに決めました。

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ステッカーの購入を決め、ぼーっとしてると

視線が。。!!

だ、誰だ!??

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ひいっ 幽霊が!!

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飛び出しとび子!??

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どういう事なんや。。

と考えていたら、別室で作業していたお父さんが来てくれました。

厳しい人かなと思ったらとても優しく、いろいろ教えてくれた。

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ファッショナブルなお父さん。

作業着姿がクールだ。

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先ほどの看板は、坊やを作る前に使用していた看板らしい。

滋賀県内のPTAや学校の依頼で、親子や少女のデザインの看板を手がけてきたとか!

お父さんは美大の出身だそうです。

高度経済成長の真っ只中、現在よりも交通整備に非常に問題があり、

なんとかならないかと依頼が殺到したそうです。

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こ、こいつはなんですか? お父さん。

「そいつは遊び心でつくったんや。」

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話し出したら止まらないお父さん

サービスでいろんなお話を聞けました。

現在はなんと、全国から依頼がくるそうで、企業とのコラボレーションも

できるそうです。その際には手書きのスケッチを元にデザインを設計していくのだそう。

あの大企業もコラボしたとか!

「どんな企業でも、みんな手書きで書いてもらうんだよ」とのこと。

ちなみに久田工芸がある近江八幡市にはいたるところにいろんなデザインの坊やがいます。

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「おっと、こいつの写真はだめだ」

お父さん、そんなものまで見せてくれて良いんですかいな・・・!

※モザイク処理しました。

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そういえば、偽物が多くみられますけど、見つけたらどうするんですか?

「見つけたら商工会議所とかに電話してな、注意してもらう。商標登録してるからな。本当に多いんや」

そうなんです。飛び出し方やグッズにはちゃんと©︎久田工芸と商標登録してあるのです。

抜かりがないですね。

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楽しい時間はあっという間にすぎさり、

お父さんたちは仕事に戻ります。

長居は迷惑なので、最後に記念写真をパチリ。

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久田工芸は飛び出し坊やを生み出す前から、

日本で初めて、飛び出し注意の看板の制作したそうですよ。

飛び出し坊やのデザインは、依頼を受けて思いついたそう。

飛び出し坊やは滋賀県を飛び出し、今では全国でみかけることができます。

そして久田工芸は家族経営です。なんと息子さんも坊やスピリッツを受け継ぎ働かれています。

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なんと自宅用飛び出し坊やくんもあります。

確か5千円とか。。1家族1坊やにすれば、飛び出しの交通事故は減るかもしれません笑

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今回のレポは、滋賀県にある久田工芸さんでした。

いろんなグッズがあって商売上手だなと思いました笑

たまにはこういうレポも面白いな。偽物は作ってはだめだぞ!

大人数でなければ見学させてくれるので、ぜひ滋賀県に行かれた際には

飛び出し坊やに会いに行って見てください。

ちなみに飛び出しとび太くん、飛び出し坊や、飛び出し注意君、飛び出し君など

様々な呼び名があります。

親切に出迎えてくれた久田工芸さん。飛び出し坊やとフレンズたち

本当にありがとうございました。

✳︎プロフィール✳︎

介護士カメラマン

水本 光

 

 

現在も現役介護士として働く介護士兼カメラマン。

現在は関西を中心に福祉系セミナーや各種イベント、

福祉業界を中心に幅広く写真撮影を行っています。

 

 

WEB: http://route56.strikingly.com

 

 

All photography and writing by Hikaru Mizumoto